とにもかくにも知りたいのは・・・

四柱推命では、その人が持って生まれた性質や
職業的な適性、気になるアノ人との相性などを知ることができます。

 

しかし、占いで気になることといえば、
なんといっても「運勢」!

 

今年はどんな運勢になるのか?
ラッキーな年なのか、逆にツイてない年なのか。

 

今年はどんなことに挑戦し、どんなことを控えるべきなのか。

 

・・・その運勢の「波」のようなものを知りたいからこそ、
人々は年末になると雑誌の占い特集を買ってしまうのでしょう。

 

何が起こるのか、本当は誰にもわからないし、
知らないほうがスリリングかもしれない。
でも、知りたい!ちょっとだけ覗いてみたい・・・
そんな気持ちから、私たちは占い雑誌を手に取るのです。

 

もちろん、四柱推命でも運勢の吉凶を読むことも可能!
ポイントとなるのは、命式の中で鍵となる働きをする五行、「用神」です。

 

用神にあたる五行が強まると、運勢にも吉の作用が強くなり、
逆に用神の作用が阻害されると運勢も凶となります。
つまり、用神が強まる年、月、日は強運期、
逆に弱められるなら凶運期ということになりますね。

 

ちなみに、

 

  • 用神に当たる五行を呼び込む(生ずる)五行・・・喜神
  • 用心に当たる五行を壊す五行・・・忌神
  • 忌神を生ずる五行・・・仇神

 

そして、残りの五行は「閑神」となり
吉、凶のいずれにもなり得ます。

あなたの用神は?

四柱推命では、年ごとにその年を表す五行があり、
その五行と自分の用神の相性の良し悪しで各年の運気が左右される
と考えます。

 

「今年、なんかツイてないんだよね・・・。」
というアナタは、自分の用神と今年の五行の相性が
イマイチなのかもしれませんよ。

 

では、その用神とはどのようにして求められるのでしょうか。
ここでは、その求め方を解説していきます!

 

@ 命式の中の、通変星の数を数えて記入しておきます。
(天干、地支・蔵干の本気のみ)
比肩・劫財、食神・傷官、偏財・正財、偏官・正官、
偏印・印綬はそれぞれセットとして考えます。
それぞれの合計も出しておくようにします。

 

A 下の「用神・喜神・忌神・仇神 確認表」で
自分の格局の表を確認しましょう。
自分の格局を求めてみようA〜格局の取り方〜
で調べた「身強」か「身弱」か、
そして一番多い通変星の欄を見ます。

 

B表を下にたどっていくと、
あなたの用神、喜神・忌神・仇神 がわかります!

 

 

 

 

 

運気の流れを掴んで開運するには

前項で求めたご自身の用神が強まる年、弱められる年があり、
前者は「幸運期」と考えることができます。
このタイミングに合わせて行動を起こすことで、
イイ運気の波をつかみやすくなるんですよ!

 

ただ、それぞれの用神には“クセ”があります。
そのクセを理解しておかないと、
せっかくの幸運も生かし切ることができません。

 

例えば、「比肩」を用心に持つ人は、人柄が良いために
仕事でもプライベートでも人のサポート役になりがち。
ですが、比肩が強められる運気の時であれば、
自分の意見が通りやすく、
物事が自分の思い通りの方向に進みやすくなります。

 

ですから、自分の意志をしっかり持つこと、
それを具体的な行動に移していくことが
結果的に運気UPにつながっているんですね。

 

このように、自身の用心の性質を理解し、
それを踏まえて運気の波に乗っかることができれば
面白いほど運が開けていくのです。

 

逆に、用神の働きを妨げる「忌神」が活発化している時は
どう過ごすべきか?も大事なポイントですね。
それもやはり、忌神の性質をよく知っておく必要があります。

 

このサイトでは、各用神、忌神の性質についても解説していますので
プラスの要素はもっとプラスになるように活性化させ、
逆にマイナス要素は抑えられるように意識して
トラブルを回避していきましょう!

今年は何の年?

では、その年の「用神」はどのようにして分かるのか?
自分の今年の運気はどうなるのか?

 

四柱推命では、自分の「日干」を中心にして
毎年の年回りの干支と合わせて運勢を見ます。

 

以下の表をご覧ください。
例えば、2018年は「戌戊」の年です。
私のように日干が「戊」の人は、
戊から戊を見ると「比肩」という通変星になります。
ですから、私にとって2018年は「比肩」の年ということになるのです。

 

 

  • この通変星が、自分の用神なら、その年の運気は「大吉」
  • この通変星が、自分の喜神なら、その年の運気は「吉」
  • この通変星が、自分の閑神なら、その年の運気は「和」
  • この通変星が、自分の仇神なら、その年の運気は「凶」
  • この通変星が、自分の忌神なら、その年の運気は「大凶」

 

さっそく、みなさんも自分の日干から今年の通変星を出してみましょう。

 

以下に、各年の開運法を簡単にまとめてみましたので
ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

比肩の年

物事をスタートさせるのにふさわしい年。
過去を引きずらず、気持ちを切り替えて出直しを図りましょう。

 

 

劫財の年

お金がなくなる年。健康面も心配な1年です。
不要なものは処分して、良い運気を取り込みやすい環境を整えましょう。

 

 

食神の年

衣食住に関するご縁に恵まれ、運気が安定します。
先祖供養や人とのご縁を大切にしましょう。

 

 

傷官の年

物事が中断します。辞職、離婚、死別など。
対人関係において、余計な一言を口にしないように!
健康診断や人間ドックは必ず受けましょう。

 

 

偏財の年

公私ともに充実して忙しくなる年。恋愛や結婚運も◎
あれこれ考え過ぎず、とにかく挑戦してみよう!

 

 

正財の年

こちらも、公私ともに充実して忙しくなる年。恋愛や結婚運も◎
潤沢な収入があるうちにお金を貯めておきましょう。

 

 

偏官の年

公私ともに忙しく、出費が多くなります。
「損して得を取る」の精神で、目先の損得にとらわれない行動が吉と出ます。

 

 

正官の年

物事の成果が出る年。出世や結婚の可能性も!
物事をポジティブに捉えてチャンスをつかみ取りにいきましょう

 

 

偏印の年

なかなか思う通りに物事が進まない年。
無理せず、コツコツ努力して実力を蓄えることに徹しましょう。

 

 

印綬の年

白黒ハッキリして物事に決着がつく年。
入学、就職、結婚など新しい動きあり。
よくも悪くも、物事をハッキリさせましょう!