用神の「食神」が活性化した場合

心が安定するためには、何が必要でしょうか?

 

人によっていろんな回答があると思いますが、最低条件として
「衣食住」の生活の基盤が整っていることが挙げられるでしょう。

 

キレイで心地よい服を身に着けて、
栄養バランスの整った食事を取り、
寒さや暑さをしのげる住環境がある。
今の時代では当たり前のことかもしれませんが、
ここを疎かにすると精神的に不安定になって
物事への集中力も欠きがちになります。

 

「食神」はまさにこの衣食住を司る神。
これを用神に持つ人は、運気が好調な時は
衣食住が充実しておのずとメンタルも安定。
いつも幸せな気持ちで過ごすことができるため、
表情や振る舞いも穏やかになって人間関係も円満になります。

 

オシャレに流行の服で着飾り、美味しい物を食べ、
こだわりのインテリアで好きな物に囲まれて暮らす。
そんな生活は、周りのあこがれの的!
人をうらやむこともないので心はいつも穏やかで
無用なストレスを溜め込むこともありません。
睡眠も充実するので、お肌の調子も絶好調!

 

自分に余裕があると、他者に対する慈悲の心が生まれるもの。
子供や動物はもちろんのこと、友達にも思いやりを持って接することができ、
困っている時には損得勘定ナシに手を差し伸べることができます。

 

自ずと、悪しき物やご縁を遠ざけることができるので、
嫌いな人との関係に悩まされることもなくなります。
結果的に、美しいもの・人、心地よい物に囲まれて過ごすことができるため、
美的感性も活性化!クリエイティビティが刺激されて、
センスが光るアイデアを次々と生み出すことができるでしょう。

好きなものにどんどん触れることで運気が活性化!

 

食神を用神に持つ人は、優れた美的センスを持つ方が多いです。
ゆえに、物の審美眼も厳しい!
自分が「美しい」「心地よい」と認めたものでなければ
身に着けない!というこだわりを持つ人でもあります。

 

その感性を大切にして、自分の好きなものに接して暮らすこと。
自分の周りを「好きなもの」「お気に入りの物」で満たすことが
結果的に運気を拓いていくことにつながりますよ。

 

以下、開運ポイントをまとめてみましたので
ぜひ日々の生活の中で意識してみてくださいね。

 

 

センスを磨こう

美しい物に触れることで、人の感性は磨かれていきます。
こまめにウィンドウショッピングに出かけたり、
美しい写真集や雑誌を眺めたり、
好きな音楽を聞いたり、お芝居を観たり
美術館に出かけたりして「美」を見極める目を養いましょう。
その磨かれたセンスこそが、あなたにとっての最大の武器になるはずです。

 

 

「好き」という気持ちを大切に

「食神」を用神に持つあなたにとって、
「好き」とか「心地良い」といった感覚は非常に重要です。

 

誰でもお気に入りの物に囲まれていれば気持ちも上がりますが、
あなたは特に、好きな物に接することで運気が良くなる星なのです。

 

物でも場所でも人でも、自分の中に湧きおこる
「好き」という気持ちを大切に。

 

 

「おひとりさま時間」を充実させよう!

好きな音楽を聞いたり、好きなスイーツを食べたり、
お気に入りのアロマを楽しんだり。
1人の時間をいかに心地良くするかで運気が変わってきます。
どんなに忙しくても、趣味の時間は大切にしたいですね。

 

 

コミュニケーションで感性を刺激!

とはいえ、ずっと一人で引きこもるのはオススメできません。
食神を用神に持つあなたは、
人とのコミュニケーションを通じて感性を磨くようなところがあります。
いろんな価値観を吸収し、自分なりに消化して
センスアップに生かせる人なんですよ。

 

ですから、積極的にコミュニケーションを取るように心がけましょう。
冗談を言って人を笑わせるような
そんな心の余裕が開運につながっていきます。

忌神の「食神」が活性化した場合

食神とは、「感覚」「快楽」を意味する神様でもあります。
ゆえに、忌神として持つ食神の力が強くなると、
快楽をむさぼるようになります。

 

例えば、お酒、セックス、ギャンブル、買い物、飲食、芸術・・・と、
楽しいこと、気持ち良いことに溺れてしまいます。

 

また、過度にロマンチストな面が強く表れてきますので、
地に足のついた考え方ができなくなってしまうことも。
夢や空想ばかりどんどん膨らんで、
現実的な将来について考えられない、
リアルな自分を受け入れられないという状態にもなりがちです。

 

束縛を嫌い、全てにおいて怠惰になる傾向がありますので、
自堕落な生活に落ちていく可能性も。
それに対して厳しく注意してくれる人もいるはずですが、
そういった助言は聞き流し、またそのような人を自分から遠ざけるようになります。

 

このような生活を続けていては、もちろん社会的な評価は得られません。
むしろ、「競争すること」「自分を試されること」「評価されること」
からどんどん逃げるようになってしまいますので、
気づいたらぶらぶらするだけの毎日・・・なんてことも!

 

楽な方向に流されてしまうのはある意味では人間の性ですが、
とにかく仕事は続けましょう。
必ず出勤する、人に会ったら挨拶をする、必ず新聞を読む。
そういったごく基本的な営みを大切にするだけでも、
社会から脱落するのは避けられるはずです。

 

また、瞑想やヨガなど、
自身の内面と静かに向き合う時間を持つことも大事ですね!