用神の「正財」が活性化した場合

「正財」のイメージを一言で表現すると、「良妻賢母」。
非常に真面目で勤勉、おまけに気が利いて
仕事もプライベートもそつなくこなしていきます。

 

用神の「正財」が活性化している時は特にその性質が強まり、
非常に行動的で物事に対して精力的、永続的に取り組むことができます。
「飽きたから、もうや〜めた」
なんてことは絶対にないので、周囲からの評価もググッとUPするでしょう。

 

感覚が非常に現実的になっていますので、
理想論でものを言うことはありません。
常に地に足のついた状況判断ができ、リスク管理もバッチリ!
危険な橋を渡るようなことはしませんので、
自ずと結果もついてきます。

 

日々、やるべきことを淡々とこなす。
・・・これ、簡単なようでいて意外と難しいこと。
誰にでもできることではなく、実はすごい才能なんですよ!

 

コツコツと、確実に実績を積んでいくことができ、
「お金」という結果もついてくるので
自然と蓄えも増えていく傾向があります。

 

甘い話に乗せられることもありませんので、
リスクの高い投資で財産を失うようなこともないはず。
いわゆる「しっかり者」の性質が非常に強くなります。
周りからは「あの人に任せておけば間違いない」と
絶対的な信頼を置かれるようになるでしょう。

「世のため、人のため!」が自分に跳ね返ってくる!

 

お金に困っているから、とか、欲しいものがあるから、とか。
そういった明確な動機はないものの、とにかく働かずにはいられない!

 

誰かに何かをしてもらうのはなんだか落ち着かない。
自分はやっぱり、人をもてなす立場のほうが落ち着くなあ。

 

・・・これが、正財を用神に持つ人の基本的な性質です。
ゆえに、のんびりと休息を取るよりも働きづめでいたほうがリフレッシュできる!
という方も多いんですね。

 

そんなアナタの開運法は、ズバリ「労働」と「奉仕!」

 

世のため人のために尽くすことが、やがて自分の運気に跳ね返ってくるのです!

 

というわけで、日常生活で意識すべき開運ポイント、いってみましょう!

 

 

とにかく働こう

あなたにとって、「働くこと」はイコール「徳を積む」こと。
会社に行って日々の業務をこなすこと、
家の掃除をすること、家族の料理を作ること。
その積み重ねが確実に「運」につながる人なんです。

 

ですから、どんな些細な仕事もないがしろにしてはいけません!
誰にでもできるような簡単な作業こそ、
人の本質が試されるものです!

 

 

惜しまず、与えよう

人に対して出し惜しみをすると運気ダウンします。
お金や物に限らず、人に接する時はいつも笑顔を心掛けましょう。
笑顔にはプライスレスな価値があるのです!

 

人と接する時に、常に
「どうすれば相手が喜ぶだろうか」
と意識してみると、自然と表情はやわらかくなるはず!

 

 

愛をもって接する

人間、誰にでも好き・嫌いや得意・不得意があります。
しかし、嫌いなことや不得意なことを避けていては
人間としてのキャパも人生の幅も狭まってしまうでしょう。

 

正財を用神に持つあなたは、特にその傾向が強い!
自分の人生のスケールを広げるためにも、
嫌いなこと、不得意なことにこそあえて挑戦し、
嫌いな人だからこそ愛の心を持って接しましょう。

 

面白いもので、嫌いな相手であっても慈悲の心をもって接すると
嫌な部分も受け流すことができたりするものです。

 

この人がこうなのは、〜だからなんだな。
仕方がないな。気の毒だな。

 

ちょっと上から目線ですが、
そんな「情け」の心を持って接しましょう!
きっと、感じ方が変わってくるはずです。

忌神の「正財」が活性化した場合

ただ、真面目さも度が過ぎると「カタさ」につながりますよね。
頑固で人の意見を聞けなかったり、
あまりに現実的過ぎて面白味がなかったり。

 

忌神の「正財」が強くなった場合には
まさにそのような性質が前面に出てきます。

 

過度に保守的になり、新しいことに挑戦することを拒むようになるため
結果的に現状を打破することができません。
仕事そのものは淡々とこなしていきますが、
ルーチンに業務をこなすだけで、そこに発展や革新はない・・・。
「変化」はある意味では「進化」ですが、
変わることを望まないので、進化もできないのです。

 

また、お金に対する執着心も強くなり、
よく言えば倹約家、わかりやすく言えば「どケチ」になります!
お金と自分の立場を守ることに精いっぱいで、
人のためにお金を使おうという気にはならないようで。
たとえ親友や恋人であっても金銭が絡むと情がなくなる
という傾向があるようです。

 

一生懸命働いて、自分のためにお金を貯める。
そのこと自体は決して悪いことではありませんし、
個人の自由ですから誰にも否定する権利はありません。
ですが、目先の損得ばかりにとらわれて
大切な人の心を失ってしまうような人生では、
心はどんどん貧しくなってしまうのではないでしょうか。

 

自分を犠牲にして初めて得られるものもあるのですから、
時には損得勘定ナシに自分を差し出すことも必要ですよ。