用神の「印綬」が活性化した場合
感心するほど色んなことをよく知っていて、
おまけに誰に対しても平等に、慈悲深く接してくれる人。
みなさんの周りにもいませんか?
その人は、きっと「印綬(いんじゅ)」を用神に持つ人でしょう。
この印綬が活性化している時はその性質がさらに強く出て、
新しい知識の吸収力も驚くほど高まります。
まるで乾いた土が水を吸い込むごとく、
知識を勢いよく吸収していくことができます。
もともと、とにかく「学ぶこと」に貪欲で、
特に心理学や哲学、宗教などへの関心が強い人。
日常的にそういった類の書籍に触れているため、
自然と道徳が身に着いており、人に対してもとても親切です。
欲望をあからさまにすること、
礼儀を欠いた行動をすること、
人の道を外れたことをすることを非常に嫌い、
自分自身は品行方正で親切。
人情が内から滲み出しているような人で、
周囲からの信頼も厚いはずです。
誰に対しても寛容で人を差別することがないので、
いつも多くの友達に囲まれている人です。
人としてもっと成長したい!
という高い志を抱いて日々を生きている人ですから、
こういったタイプの人と一緒にいると
自ずと自分自身も前向きになれそうですよね。
印綬を用神に持つ人は、他者に対してそんなポジティブな
影響を与えられる人でもあるのです。
知的好奇心を絶やさないようにすることで運気UP!
印綬を用神に持つ人にとって、知識はなによりの栄養。
これを絶やしてしまうと、自分が自分らしくいられません。
常に、「学びたい」という意欲に忠実に、
その情熱を大切に育てるよう心がけることが運気Upにつながっていきます。
他に、日々の生活でこんなことを意識してみると、
もっと運気が拓けて人生が豊かになるはずですよ。
誰でも、自分が好きなことや得意なことにはそれなりに自信があるものですし、
その分野で誉められると嬉しいものですよね。
印綬を用神に持つ方は特にその傾向が強く、
「好きだから学ぶ」「学んだからうまくなる」「うまくなって誉められる」
という、この循環で自分をグングン成長させていくことができます。
自分の内面の声を大切に、「好き」と「得意」を究めていきましょう!
印綬を用神に持つ人は、ちょっと完璧主義なところがあります。
失敗を人に見せたくない!という気持ちが強く、
一度失敗すると及び腰になる傾向がありますが、
失敗した時こそ、そこで踏ん張ることが運気を拓く鍵!
その失敗から学び、さらなる飛躍を目指して進んでいきましょう。
その道の先輩からアドバイスをいただくなど、
積極的なアプローチが運気を元気にしていきます。
本当に理解していないと人に教えることができない、
とはよく言われますが、逆に
人に教えること、知識や技術をアウトプットすることで
自分自身の足りない部分に気づくこともありますよね。
ですから、インプットばかりではなくアウトプットする機会も大切に!
人に教えてみたり、資料を作ってみたり、
知っている知識をSNSで発信してみたり。
そういった作業の中で、次に自分が克服すべき課題を
見つけることができるはずです。
印綬を用神に持つ人は、もともと、上昇志向が強め!
新しい知識を強く求めるというのは、現状に満足していない証拠です。
そのガツガツした知識欲こそ、
力強く運気を切り拓いていくためのエネルギーとなるのです。
逆に、「なんだかやる気が出ないな」「本を読む気にならないな」
という時は、体と心からのSOSのサイン!
そのような時は早めに休んで心身をリセットしましょう。
学びの「欲」が健康のバロメーターと言っても過言ではない人です。
忌神の「印綬」が活性化した場合
しかし、志が高くて誰にでも親切・・・って、
度が過ぎると重くないですか!?
「理想を押し付けられる一方で、正直なところ
一緒にいると息が詰まる」
と感じている方もいるかもしれません。
忌神としての印綬が強まると、
そういったちょっと困った性質が目立つようになります。
過度に体裁を重んじて、保守的になったり。
自分の身を守ることに必死で利己的になったり。
確かに知識や知恵はありますが、頭でっかちになりがちで
知識を現実社会にうまく生かすことができなかったり。
空想の世界に逃げ込みやすくなる、とも言われています。
印綬には「庇護」という意味があり、過度に依存的になり、
なんでも人任せになってしまうという困った要素もあります。
なにより困るのは、自分を「特別な人間」と神聖視してしまうこと!
そのプライドの高さから他者の存在を軽んじたり、
お金を軽視しがちなところがあります。
結果的に金銭管理に失敗して借金を作ってしまったり、
汚職やわいろに走ってしまったり。
こういった状況を避けるためには、
読書や瞑想などで自分自身のありのままと向き合うことが必要。
また、他者を鏡として我が身を振り返るという意味では、
積極的に人と会う機会も大切にしていきたいですね。
自分を客観的に見ることが、
現実を正しく認識することにつながっていくのです。
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