「大運」を元に10年ごとの運勢を読み解こう!

これからのあなたを知る方法
でもご紹介した通り、四柱推命では10年で1セットの
「大運」を元に運勢の大きな流れを読み解きます。

 

あなたは今、どんな運気の波に乗っているのか?

 

作成した大運表を元に、
今現在の運気の特徴や、次の10年について理解を深めていきましょう。

 

ここでは、各大運の特徴についてまとめていきます。

 

※表面に表れる出来事は天干の通変星の影響を受けていますが、
その年の本質や吉凶の判断は地支重視で観ていきます。

 

大運比肩

 

マイペースにマラソンを走るような10年。
自分の中のこだわりは絶対に押し通したい時なので、
幼少期にこの大運にあたったいると、頑固で育てにくい子供になるかも。

 

10代、20代なら独り立ちの時。
30代、40代なら会社から独立して起業する方も多くなります。

 

ちょっと注意が必要なのは、比肩の10年は愛情を遠ざけがちだということ。
なんでもマイペースに、自分本位でやりたい時ですから、
誰かと足並みをそろえて人生を歩むというのが難しくなります。

 

結婚後に大運比肩を迎えると離婚の危機もあり!
特に人生の後半になると頑固さも強化されますので、
若いうちに自分の居場所を確立しておきましょう。

 

 

大運劫財

 

今度は、逆に仲間を作って身を守ろうとする時期に入ります。
人に合わせよう、誰とでもうまくやろうという気持ちが強く働くので、
大運劫財の10年は人間関係も穏やかなものとなるでしょう。

 

ただ、人に合わせすぎて嫌といえず、お金で苦労することも多くなります。
また、ストレスが多くなりそうなのも心配ですね。

 

大運劫財の10年は外での活動が忙しく、家庭は後回しになりがち。
そのため、男女ともに浮気が多くなり、
家庭内の人間関係は必ずしも穏やかとは言えません。

 

 

大運食神

 

衣食住には困らない10年。
経済的なゆとりが心の余裕を生み、
気持ちの上でもゆったりと過ごすことができるでしょう。

 

幼少期にこの運気を迎えると
少々わがままながらも伸び伸び育ちます。
が、10代、20代だとなかなか自立できないかもしれませんね。

 

自分から道を切り拓いてやろう!というバイタリティにも恵まれないので、
20代、30代でこの大運を迎えるとフリーターになる可能性も。
40代、50代だと、仕事よりもプライベート重視な生き方になりがちですね。

 

仕事だけが人生ではないので、
趣味や遊びが充実した人生であっても特に問題はありません。
ただ、不摂生な生活が健康を少しずつ蝕み、
あとでガタッとくることも多いのでその点は注意が必要です。

 

 

大運傷官

 

オリジナリティを生かして、積極的に活動できる時期。
自分の理想を追求するためには、妥協を許しません。

 

幼少期にこの大運を迎えると、
傷つきやすく反抗的な、少々面倒な子供に。
自分一人の世界を作りたがるので、友達関係もちょっと心配です。

 

安定を望まず、孤独な戦いを自ら引き受ける時期ですから、
20代、30代は会社を離れて独立する方も多くなりそう。
「自分に組織は無理だ」と割り切って、
自分の才能で勝負する生き方のほうがうまくいきます。

 

一方、孤独ではありながら寂しがり屋で
人とのつながりを強く求める星でもあるので、
恋愛がらみの出逢いには恵まれやすくなります。
ただ、長くは続かず短命な恋が多くなるでしょう。

 

結婚もできないわけではありませんが、
一緒に暮らしていても別々の世界を持つ夫婦となります。

 

 

大運偏財

 

愛情とお金に恵まれる10年!
人に可愛がられる運気なので、幼少期にこの大運を迎えると
愛に満ちた子供時代を過ごすことができるでしょう。
常に周りに人が集まってくる運気なので、友達にも恵まれます。

 

人脈という財産に支えられる運気なので、
人気がものをいう商売で成功する可能性も!
20代〜40代なら起業してお店を始めるというのもアリですね。

 

ご縁にも恵まれるので、大運偏財の10年は恋愛運も好調!
ただ、あまりにもモテ過ぎて結婚できないという難点も・・・。
結婚しても、浮気の問題が持ち上がりやすく、
家庭運は必ずしも安定しません。

 

 

大運正財

 

一方、家庭運に恵まれるのはこちらの大運正財。
真面目に保守的に生きることが運気UPにつながります。
周囲の期待にこたようという気持ちが強く働くので、
幼少期にこの大運を迎えると真面目な優等生になります。

 

夢を追う生活に見切りをつけ、地に足のついた生活を始める
というのも大運正財の特徴。
この運気が巡ってきた時にフリーターを卒業する方も多いです。

 

貯金して家を買って、あとは老後の資金を貯めて・・・
と計画的な資産運用ができる星巡りでもあるので、
30代、40代で巡ってくるのが理想的とも言えますね。

 

 

大運偏官

 

行動力に恵まれる10年。、
幼少期にこの大運を迎えると落ち着きのない子供になりますが、
運動意欲やセンスには恵まれますので
スポーツで大活躍できそう!

 

一方、大運偏官には安定していた物事を大きく崩して動かす作用もあるので、
20代、30代で巡ってくると転職願望が刺激されます。
しかし、行動することで運気を拓いていける運気ですから、
迷って悶々とするくらいなら思い切って動いてしまったほうが良いでしょう。

 

30代〜50代の仕事盛りの時にこの大運を迎えると
猛烈に働いて仕事中心の人生になります。
女性も外に出たほうが良いので、専業で家にいるのはオススメしません。

 

女性にとって偏官は「愛人の星」でもあるので、
道ならぬ恋も生まれやすい時期!

 

体力の消耗も激しい時期ですから、
高齢になってからこの大運を迎えた場合は
決して無理せず、体調管理に気を付けて!

 

 

大運正官

 

プライドが刺激される運気で、常に「自分のポジション」を意識しがち。
子供時代にこの大運を迎えると、
品行方正な優等生になります。

 

10代、20代だと、いわゆる「有名校」「大手企業」といった
ブランドに撮られた人生設計をしやすくなります。
出世運もツイているので、親からすれば安心ですね。

 

ただ、世間体にこだわるあまり、
自分が本当にやりたいことを見失ったり、
自分の心や可能性を狭い檻の中に閉じ込めてしまう傾向があります。

 

恋愛においても、ハートで感じたことより
相手の家柄や学歴などブランド力重視になりそう。
結婚も自分のステップアップのため、と
割り切って考えてしまう時期です。

 

人生の後半に、ハッと我に返って後悔するようなことがなければ良いのですが・・・。

 

 

大運偏印

 

好奇心に突き動かされ、貪欲に知識を求める時期。
幼少期にこの大運が巡ってくると、
周りに理解されにくい子供になって苦労するかもしれませんね。
ある程度は放っておかれたほうが
その運気をプラスの方向に生かすことができるでしょう。

 

10代、20代でこの大運を迎えると、
狭い世界に満足できず、遠くに飛び立っていきます。
地方から都会へ、日本から海外へ。
マンネリ化した安定した生活には、どうしても満足できなくなってしまうのです。

 

そのような時期に無理に安定した生活を強いられると
かえって運気は低迷します。
ですから、新天地でどんどん新しいことに挑戦すべし!
結婚もできないわけではありませんが、国際結婚など
自分が置かれた環境をガラッと変えてくれるような結婚にご縁があります。

 

そのような意味では、高齢になってからこの大運を迎えると
体力的にも経済的にもキツイかも。
しかし、それでも積極的に動いていたほうが
いつまでも若々しく、エネルギッシュでいられます!

 

 

大運印綬

 

古いものを「受け継ぐ」という運気の流れが活性化するので、
母親との関係が強くなります。

 

幼少期であれば、お母さんの愛情に恵まれて
精神的にも安定した品行方正な子供になりますが、
大人になってからこの運気が巡ってくると
なかなか母親離れができません。

 

恋愛でも親からの干渉が強くなるので、
結婚を遠ざけてしまうかもしれませんね。
介護などの問題もありますし、
20代〜50代でこの大運が巡ってくると苦労しそう。

 

一方、高齢になってからであれば、
(つまり、母親が亡くなった後であれば)
学びに時間をかけられる豊かな10年となるでしょう。