用神の「偏印」が活性化した場合
偏印の性質を一言で表すと、「ヒラメキの哲学者」。
頭の回転が速く、天性のインスピレーションに恵まれています。
普段から沈思黙考するところがありますが、
用神としての偏印が活性化した場合は特にその傾向が強く出る!
一つの物事について深く掘り下げて考え、
そこから自分なりの発見、気づき、思想を得る人です。
とにかく好奇心が強くあらゆることに興味を持つので、
自ずと情報通になりがち。
「あの人に聞けばなんでも知ってる」と頼りにされている方も多いことです。
一方で、人と群れることを嫌い、
単独で行動することを好む傾向もあり。
自分と向き合うために一人旅に出てみたり、
お寺に宿泊して座禅や瞑想を究めてみたり。
1人で過ごす時間を大切にし、その中で自分自身を深めること、
内面的な世界の広がりをつけることを大切にする人です。
哲学や宗教、スピリチュアルなこと全般に興味を持ち、
目には見えない世界の追究に勢力を注ぎます。
そこから自分なりの真理を見出すという意味では、
「哲学者」と呼ぶにふさわしい才を備えているのです。
学び続けることでグングン運気がUP!
「偏印」を用神に持つ人は、知的好奇心がとても旺盛で、
学ぶことで自信を付けていくというような側面があります。
ですから、基本的にはその知識欲に忠実に、
興味のあることを積極的に学んでいくことが
結果的に運気を切り拓くことにつながっていくのです。
人生は、一生、「学び」の連続。
新しい学びを放棄したら、人の成長はそこで止まってしまいます。
(その挫折や失敗さえもが「学び」なんですけどね)
常に冴えたインスピレーションで勝負するためにも、
一生を通じて「学びたい」というモチベーションを持ち続けること!
そのために、日々の生活の中で以下のことを意識してみると良いでしょう。
「○○についてもっと知りたい」
「○○について、もっと分析してみたい」
「偏印」を用神に持つ人は、そんな好奇心に駆られている時が
最もキラキラ輝いています。
まるで水を飲むように、呼吸するように
知識を吸収していくところがありますので、
あなたにとって知識は運気や心の栄養なのです。
どんなに経済的に苦しい状況に置かれたとしても、
「学びたい」という欲求だけは我慢せず満たしてあげましょう。
人のことはよく誉めているけど、自分のことはいつも卑下してばかり。
そんな方も多いのではないでしょうか?
私もそういうタイプですから、お気持ちはよくわかります。
自分をちょっと落としておいたほうが人間関係はラクだったりしますからね。
しかし、卑下される度に私たちの心は少しずつ傷ついています。
生きているのが楽しくない、人生が辛い・・・
と感じている方は、もしかしたらあなた自身が
自分を辛くさせているのかもしれません。
どんな些細なことでも良いので、自分を誉める努力をしてみましょう。
そして、好きな物を食べたり、好きな香りに包まれてお昼寝したり、
エステに行ったり、アロマセラピーに行ったり・・・と、
自分の心身が本当の意味でリラックスできる
場所や人間関係を徹底的に追い求めるのです!
そのように自分を大切にすること、慈しむことで
傷ついた心は少しずつ癒え、
運気を拓く力もチャージされるはずです。
みなさんにも経験があるのではないかと思いますが、
インプットとした知識は、逆にアウトプットすることで
より理解が深まっていくものです。
知識を身に着けて終わりではなく
誰かに教えたり、SNSで広めたり、
あるいは論文という形でまとめて発表したり。
自分が得たものを外に向かって発信することで
人を惹きつけ、そこから新しいご縁ができていく
という好循環が生まれます。
「学び直し」のような形になりますので、自分にとっても一石二鳥ですね。
忌神の「偏印」が活性化した場合
自分の内側に意識が向きやすいということは、
見方を変えれば「内向的」で社交性に欠ける
という弱点とも捉えられるわけで。
実際、忌神としての偏印が活性化している時は
ともすれば引きこもりのような感じになります。
なにかと深く考えすぎる傾向があり、
やってもみないうちから「私には無理だ」と諦めてしまうことも。
また、人を避けるだけではなく過度に疑い深くなり、
「自分以外は信用できない」
という極端な状態になってしまうことも。
視野が狭くなり人の助言も聞き入れられなくなりますので、
自ずと孤独になってしまいます。
そうなると、ますますマイワールドに閉じこもりがちに。
自分だけの世界であれこれ思考を巡らせるので
斬新なアイデアは生まれにくくなってしまうのです。
このような状況を避けるには、
とにかく積極的に人とコミュニケーションを取ること!
電話、メール、LINE、ツイッター、インスタグラム、
どんな方法でも良いので、“誰か”の風を吹き込んであげないと
あなたの世界はあなただけで完結してしまいます。
本人は満足かもしれませんが、
その狭い世界で新しい物を生み出すには限界があるでしょう。
どんなに優れた才能を持つ人であっても、
やはり他者とのなんらかの関わりを通じて
自身の内側を刺激する経験は必要なはずです。
あれこれ悪いことばかり考えていても、前には進めません。
思い切って、自分を外に開きましょう。
思わぬ出逢いが、思わぬ形であなたの内面世界を輝かせてくれるかもしれませんよ。
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