お金よりも人間関係が大事!な1年。

自分の日干と陰陽が違う干支が巡る年を
四柱推命では「流年劫財」と呼びます。
例:日干が丙なら丁、日干が甲なら乙

 

この年は、なにかと人間関係が広がりやすい年。
交際が活発になるので、
出かける機会が多くなって結果的に散財しやすい傾向があります。

 

「流年比肩」の年と同じように
自立や独立の動きが活発になる年ではありますが、
比肩のように「孤」で動くというよりは
チームで何かを成し遂げたい!という気持ちが強くなるでしょう。

 

独立するにしても、「一人」ではなく「誰かと」という形になり、
成功も失敗も分け合うような形になりますので
少々、人間関係は複雑になるかもしれませんね。

 

基本的にお金よりも人間関係を大事にしよう
という気持ちが強くなる年ですから、
安易におごってしまったり、お金を貸してしまったりして
自らの財を失ってしまう傾向もあります。

 

「劫財は財産を奪われる年」
と書いてある四柱推命の解説本も多いですが、
一方的に奪われるというよりは自らそのような状況を招いている
とも捉えられますね。

 

ちなみに、流年劫財が空亡にあたっている場合は
金銭の貸し借りには十分な注意が必要です。
おそらく、このタイミングで貸したお金は二度と戻ってきません。
それは投資やギャンブルにも言えることですから、
大きなお金を動かすことには慎重になったほうが良いです。

頑張り過ぎに注意!

流年比肩とは違って、仲間の協力やネットワークを生かして
事業を拡大していける年。
交友関係を生かして、志を同じくする仲間を探そうとします。

 

特に、前の年に流年比肩を迎えていた陽干(甲、丙、戊、庚、壬)の人は
そのような傾向が強く表れるでしょう。

 

一方で、陰干(乙、丁、己、辛、癸)は翌年に流年比肩を迎えるので、
流年劫財に得た仲間は離散する可能性が高いです。
特に、流年劫財が空亡にあたっている場合は、
空亡から抜けると、この年に出会った人とは
自然につながりが切れてしまうことが多いよう。
これは自然の流れなので、無理に後を追わないようにしましょう。

 

いずれにしても、人の助言を素直に聞き入れられない傾向がある年なので、
組織に属していると上下関係を壊してしまうリスクが高い1年になりそう。
金銭が絡むトラブルも多くなりがちなので、
頼し合える仲間であってもお金の面はきっちりしておきたいですね。

 

会社勤めの場合、仕事以外での交際も多くなりそう。
(例:部活、組合、有志の飲み会)
仕事と直接的な関係はないのだとしても
そういったプライベートなつながりを大事にすることで
仕事がしやすくなったり、といった側面もありますよね。

 

交際費がかさむのは痛いですが、
それも成功のための必要経費と捉えて
自分にとってのプラスに変えていきたいところです!

 

流年劫財の年は少々頑張り過ぎてしまう傾向があるので、
健康管理にも十分な注意が必要ですね。
新しい事業を立ち上げて、寝食忘れてのめり込むとか、
借金の返済のために心身の限界を迎えるまで頑張ってしまうとか。
自分でも気づかないうちに
身体は深刻なダメージを受けている可能性もありますので、
忙しくても健康診断は必ず受けてくださいね!

 

特に、肝臓系の病気に注意が必要です。
飲み会続きで肝臓のお疲れモードになりそうなので、
週の何日かは休肝日にするなど
自分なりに酒量をコントロールしましょう。

恋にもお金がかかる!遊びの恋が破産につながる!?

自分と対等に付き合える人を求める運気なので、
恋愛においてもまずはお友達から。
流年劫財の出逢いが本当の「恋」に発展するまでには
ちょっと時間がかかるかもしれません。
友達としてお互いの理解を深めていくプロセスを大事にしたい年です。

 

ここで焦って関係を前に進めても、
せっかくイイ感じだった雰囲気がギクシャクしてしまいそう。
グループでわいわいやっているのが楽しい時なので、
無理に親密な関係にもっていかないほうが
いい関係を長続きさせることができるでしょう。

 

意外に結婚が成立しやすい年でもあるのですが、
その結婚によって仕事を奪われるなど
女性にとっては経済的に不利な状況になりやすいので
この時期の結婚はあまりオススメできません。

 

一方、すでにパートナーがいる方は、浮気に注意!
交友関係が広がる年ということで、浮気や不倫のリスクが高くなります。
四柱推命では、「劫財」は「妻の星」である「正財」を傷つけるといわれており、
離婚や略奪婚が多くなる傾向があるのだとか。

 

自分に非があって離婚となった場合には
慰謝料として多額のお金が出ていくことになりますよね。
やはりここでも、劫財はお金が奪われていく年になるわけです。
ちょっとした遊びが思わぬ展開を招くこともありますし
男女関係については襟を正したほうが良いですね。