名誉や高い地位を求めるインテリ

 

 

幼い頃から、品行方正でお勉強もよくできて、
性格も穏やかでなんでもきちんとこなしていく。
そんな、いわゆる「神童」タイプがこの星です。

 

「印綬」とは、勲章を飾る組紐のことで、
名誉や高い地位を表すシンボル的なもの。
この星を中心星に持つ人は非常に名誉欲が高く、
お金よりも地位や名誉を求める生き方をする傾向があります。

 

幼い頃から学びへの意欲が非常に高く、
計画性をもって物事を進めていく才能に恵まれているようです。
学校や親から与えられた課題もしっかりこなしていくので、
いわゆる「優等生」「いい子」として育ち、実際に成績も優秀。
「手がかからない子」「放っておいても勉強する子」
と評されて生きていくので、幼いうちから自己肯定感は高めです。

 

常に冷静で情緒も安定しているので、
ひとつのことにじっくり時間をかけて取り組むことも得意。
特定の道を究めるエキスパートとして活躍する方も多い星なんですよ。

クリエイティブなことはイマイチ、苦手。

ただ、幼少の頃から優等生として育っていくため、
自然と安全な道を選ぶ傾向があり、
思い切った冒険には出たがらないタイプ。
やや理屈っぽいところもあり、
頭で考え過ぎて動けなくなることも多いでしょう。

 

「とりあえずやってみよう!」
と思いつきで動くことはないので、
ぐずぐずしているうちにチャンスを逃してしまうことも多いようです。

 

また、心で感じることより頭で考えることを優先するので、
インスピレーションの“冴え”はイマイチ。
斬新なアイデアで現状を打破していく!という力強さには欠けています。

 

既成の概念を深めていくことについてはピカイチですが、
それを生かして新しいことをやってみよう!新しい何かを作りだそう!
というアクティブな発想が苦手なところが、少々残念ですね。

 

だからこそ、自分の弱点を補ってくれるようなパートナーがいれば最強!
行動力や決断力に富み、あなたが考えたことを
どんどん実行してくれるようなバイタリティのある人がベストですね。

 

印綬を中心星に持つ人は、ともすれば
「頭でっかちで冷たい人」「小難しいことを言う人」
という印象を持たれてしまうのですが、
本質的には母親的な情愛を持つ人。
実はとても懐深く優しい人なので、面倒見が良いのも特徴ですね。

 

部下や後輩を育てることも得意なので、
会社での信頼も厚いはず。
そういった人間関係の中から、
信頼し合えるパートナーを見つけるのが理想的です。

 

ちょっと心配なのは、特定の相手に対して
過度に干渉的になってしまうこと!
家族、部下、後輩・・・と、特に身近な人に
やさしさや熱意を注ぎ過ぎる傾向があります。

 

それもこれも、プライドの高さが原因。
人から批判されるのが苦手なので、
ついつい自分が上に立てる相手を近くに置きたがります。
自分で交際範囲を狭めることは、
人としての視野を狭くしてしまうことでもあるので、
その点は意識して改めるべきでしょう。

 

会社で部下や後輩を指導する立場になった時は
特に注意が必要です!

 

子育てにおいても、子供にあれこれ干渉しがちで
なかなか子離れできない傾向あり。
実は自分もマザコンだったりするので、
子育てに悩んだ時は自分と母親との関係を見直してみると
そこに解決のヒントがあるかもしれません。

アカデミックなスペシャリストが天職!

印綬を本命星とする人は基本的に「変化」が苦手。
定まった自分のテリトリーの中で才能を生かしていくタイプなので、
転職を繰り返すような生き方は向いていません。

 

また、周りから「すごーい」「さすが!」と言われるような、
見栄えのいい仕事、名誉のある仕事をしたがる傾向があります。
職種としては、学者や研究者などアカデミックな仕事や
特別な資格を生かした仕事が向いているでしょう。

 

環境変化に弱く激しい競争も苦手なので、
その資格さえ持っていれば特別扱いされような
難易度の高い資格を若いうちに取得し、
それを武器にやっていくという生き方が最適。
評価の定まっている安定した環境に身を置くことで、
無理なく、持ち味を最大限に発揮していくことができるでしょう。

 

今は学者といえども研究費の獲得競争が激しい時代ですから、
大学の先生になったから安泰、とは言えません。
印綬の人にとっては生きにくさを感じる時代かもしれませんね。

 

それでも、印綬の人には「伝統を受け継ぐ」という宿命がありますので、
無理に現代的な流れに合わせようとする必要はありません。
学問だって、歴史を紐解き、体系的に学ぶことで
その学問の本質を見つけより深くまで究めていくことができるのです。

 

そんな「学び」の才能を与えられているあなただからこそ
成し遂げられることがあるはず!